『漢方腹診考』
元東洋医学会会長が書かれた腹診の考察書である。
いわゆる日本漢方の腹診所見に沿って、その所見が現れるメカニズムを解剖学・生理学・免疫学的事実に基づきMRI画像、CT画像、超音波エコーを使って解明しようとする試みである。
自身が発行した東洋医学会の標準テキストに疑義を唱える部分も随所にあり、そのような意味において画期的。考察の出発点になった事実には鍼の刺鍼も含まれていて非常に興味深い。
なお、近日中に臨床的な接点については某学会誌の書評に執筆する予定です。
なおこの本はアマゾンでは注文ができなく、直接に出版社のHPから購入可能です。