墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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祝 受賞 打鍼の奥義こそ日本伝統医学を救う

『漢方の臨床』11月号で、打鍼にとっても極めて重要な長野仁先生の「日本における腹診の形成史」の東亜医学協会賞受賞が報告されていました。実は事前に情報はあったのですが自主的に箝口令を敷いていました。

 ともあれ受賞おめでとうございます。

 

 腹診というと漢方の論文と思われる向きも少なくないと思いますが、この論文の価値は、日本の伝統医学を考える上では非常に重要な論文です。打鍼をとってみても御薗意斎以前の無分流のロードマップを決定する上では、現在この論文以上のものはありません。

 

 先程日本の伝統医学を考える上で非常に重要なと書きましたが、腹診をしているから日本漢方は中医学とは違うというような狭い意味だけではなく、腹で診断して腹で治すという考え方は、中国伝統医学に特徴的な経絡・臓腑という概念を導入しなくても治療可能な体系があったことを示唆しています。

 

 これらを日本の伝統医学と言わずして、何を日本の伝統医学というのでしょうか?他の理論は中国医学のコピーであることを逃れることはできませんから、いくら主張したところで中国人に理解できるとは思えません。

 

 ただ日本では自前で素晴らしいものがあるのに、日本人が主張すると無視されるという悪い伝統がありますので、長野先生の受賞をきっかけにこの体系がメジャーになってもらいたいです。

 

 邪正一如も含めた腹で診断して腹で治すという考え方こそが日本伝統医学を表すキーワードなのです。

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