墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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日独交流150周年
 今年はプロイセンの東方アジア遠征団が、1860年秋に江戸に到着し、翌61年に両国の外交関係が樹立して150年だそうです。そこで記念事業の一環として「ドイツ人の目を通して見た150年前の日本の風景展」というのが、ドイツ大使館の外壁に展示されています。

 
「オイレンブルク日本遠征記」の拡大プリントされた図録と解説そして現代の写真が、ドイツ大使館の外壁に貼られているというもので、ドイツ人画家アウグスト・ベルクが描いた当時の江戸の風景は写真を見ているようで、とても興味深いです。

神田明神 当時の神田明神です
 
「オイレンブルク日本遠征記」は万延元年(1860)日本に来航して日普修好通商条約を締結したフリードリヒ・ツー・オイレンブルク伯爵率いるプロイセン使節団一行のプロシア政府の公的報告書として編纂刊行されたもので、 日本でも刊行されてるのでご存知の方もいるでしょう。

オイレンブク 『オイレンブルク日本遠征記』上・下、中井晶夫訳、雄松堂書店 、1969 (新異国叢書 、 12・13)

医学の世界でも、オランダ東インド会社の仕事で来日し、日本を研究した、エンゲルベルト・ケンペル(1651年-1716年)や、フィリップ・フォン・シーボルト(1796年-1866年)といった人たちが有名で、彼らが残した鍼道具の図がなければ、江戸時代の鍼灸の実体もわかりずらいものとなったと思います。外国人の記録によって判明する事が多いのも歴史研究のおもしろいところですね。

なおこの展示は5月末ぐらいまでやっている様なので、お早めに。ドイツ大使館は東京メトロ広尾駅から徒歩3分ぐらいのところにあります。
コメント
from: くさのね   2011/04/24 7:01 PM
外壁を使った展示っておもしろい工夫ですね。

鍼道具の研究会にとってドイツは大きな貢献を
してくれているのですね、不思議なものです。
from: 墨荘堂主人   2011/04/24 8:29 PM
くさのね先生、いつもコメントありがとうございます。

原発騒動やらで、現在ドイツ大使館の機能は関西に移っているらしいので、主のいない外壁という事になりそうですが、企画としてはおもしろいですよね。

ちなみに医史学の世界では、ケンペルで通っていますが、ドイツ風に発音するとケンプファーとなります。
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