墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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和菓子カステラと和方鍼灸
先日某勉強会で、九州のお土産としてカステラを戴いたのですが、先日まで九州に行ってたのにカステラは買って来なかったので、ラッキーと思って食べていると、ふと一緒に入っていた福砂屋さんのパンフレットが目に入りました。

ポルトガル人が「カスティーリャ王国から伝わったお菓子だ」といったのを名前と聞き間違えたという話は有名ですが、その話に続いて、日本の職人が和菓子に成熟させていく過程も書かれていました。

その中に「西洋からの刺激を目の当たりにしてそれを享受し、永い時の積み重ねのうちに日本人に合うように変容させ、繊細微妙に仕立てていく創意と工夫。」という一文がありました。

そうなんです、カステラも日本文化の特徴を現す典型のひとつなのだと気付かされました。

中国から朝鮮半島を経由して伝来した原初の九鍼も、当然日本人に合うように変容していく訳ですが、マイルド化がキーワードのようです。

ザン鍼は出血しない接触鍼となり、圓鍼では刮さ法のように跡がつく程擦らず、圓利鍼の刺入を和らげるために打鍼が誕生する等等。テイ鍼も昭和初期に発掘され、臨床で一番使っているのは日本でしょう。

現在行われている九鍼の手技は現代風にアレンジされた訳ではなく、日本式に変容した結果です。日本人は進んだ文化を模倣し、細部にこだわった末「本物よりすごい偽物」※1を作り出すのに秀でた民族です。

そして日本化されたものは日本では認められず、海外からの波によって初めてその良さに気付くのです。和方鍼灸も国内の意見が統一されるより早く海外から「これを教えてくれ」ということになるんでしょうね。

参考文献:カステラ本家福砂屋パンフレット
※1:タモリがテレビで言っているのを聞いた覚えがあります。
コメント
from: くさのね   2010/11/09 6:29 PM
福砂屋のカステラ美味しいですよね〜(^〜^)

ていうかソコじゃないですね(笑)


えん鍼とかっさの比較は考えたことはなかったですねぇ、なるほど!

「本物より凄いニセモノ」、的確なフレーズですね。

美味しいインドカレー追求していくと結構日本人シェフだったりしますしね。
from: 墨荘堂主人   2010/11/09 6:41 PM
なるほど、美味しいインドカレー追求していくと結構日本人シェフですか。他にも色々な例がありそうですよね。

当たり前すぎて気付かない事が多いのかも知れません。
from: おいら   2010/11/09 8:44 PM
おいらは高校の修学旅行で九州の北部をめぐったですよ

そしたら長崎あたりでカステラ屋さんのドライブインに入ったですよ

そこで土産のカステラを注文したですよ

あとで届けるという段取りだったんですが、届けられたそれは東京の学校のすぐ側の支店で作られたものでしたよ


ところでおいらの住む区にはカステラを製造するところがいくつかあって、あのおいしい端の茶色いところの切り落としだけを売っているところとか、都心や副都心で買うと高いけれどそこで買うと安いやつとかあったりしますよ

この茶色いところの切れ端は、前々から一度研究会などに持っていこうまいかと思っていたんですが、やはり切れ端なんでいくら美味しくてもやはりまずいかなあと、ずっと躊躇してましたっす

そういうのはどうでしょう?
from: 墨荘堂主人   2010/11/10 10:26 PM
福砂屋さんのパンフによると、白身の泡立て方、ザラメの沈殿のさせ方などに職人技があるそうです。確かに福砂屋さんのは違いますね。
ザラメを粉と一緒に混ぜないで、下に敷いているだけなのは本物ではないそうです。

っていうか食べ物以外のところにも食いつてもらいたいなぁ
嫌いじゃないので、コメントしてしまうのですが。
from: nom   2010/11/22 4:20 PM
墨荘堂主人さま

カステラから日本文化の真髄に!!

よく作りこまれたパンフだったのでお渡しできてよかったです!!(長崎の福砂屋本店直送ものです!)

ほんとに海外から、「マイルドナニホンノハリガウケタイッデェス!」(←失礼)とご指名いただけるようになるといいですね!


「本物よりすごい偽物」→これは日本の徒弟関係のもとでみがかれたところもあるのでは?
と、上方落語の林家染丸師匠に弟子入りした若いお弟子さんの学びの姿を追ったドキュメンタリ(たけしの新教育白書という番組)をみてふとそう思いました。
「芸(技or味)は盗め」、「師匠を真似て超えてこそ一人前」ちゅう世界観から育ってきたものなのかも、なんてことを垂れている間に、落ちこぼれ弟子の私にはまだまだ学ばんならんことが山んごとあります。。
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