墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
和法鍼灸 関 墨荘堂
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
緑内障、加齢黄斑変性症と鍼灸治療
眼窩周囲の循環障害が原因と思われる緑内障、加齢黄斑変性症、中心性漿液性網脈絡膜症等は、西洋医学でも根治させる方法はなく厄介な疾患です。鍼灸でも1〜2回の治療では良くならず、根気のいる疾患です。

加齢黄斑変性症は、文字通り黄斑が変性を起こす病気で、異常な新生血管が原因の滲出型と、黄斑そのものが変性してくる非滲出型の二つのタイプがあります。症状は変視症や左右で大きさが違って見えるなどの症状がありますが、滲出型で新生血管が破裂して黄斑に出血を起こすと、突然の視力低下、特に中心が見えにくいという症状が出現し、場合によっては失明することもあります。

中心性漿液性網脈絡膜症は、光を感じる網膜の中で、視力に関係する黄斑に発生する病気で、30〜50歳の男性に多くみられ、ほとんどは良好な経過をたどりますが、軽い視力低下や、視野の中心が暗く見える中心暗点、ものが実際よりも小さく見える小視症、ものがゆがんで見える変視症などの症状も伴います。

西洋医学ではレーザーによる治療や、場合によっては手術を行いますが、十分な成果が得られないのが実情です。

鍼灸では眼の周囲の微小循環を改善することが目標なので、攅竹穴からの刺絡、頬部からの細絡刺絡や、頸肩の治療を中心に施術を行います。以下に関連する疾患の治験例を紹介いたします。

70代女性、医大で眼底出血をしているといわれ、右眼の見え方が悪く、中心部が黒く見える。攅竹穴からの刺絡、頸肩の治療を行うと施術後は、中心部の黒い所が小さくなったとのことでした。

50代女性、右眼網膜剥離を起こし、飛蚊症がひどい。充血があり、左右差がある。目が疲れると頭痛がひどくなる。この方は攅竹穴からの刺絡、頬部からの細絡刺絡や、頸肩の治療を中心に施術をしました。飛蚊症や充血はあまり変化がないですが、施術後は眼がさっぱりし頭痛は無くなるそうです。

30代男性、この方は眼圧が高くなると頭痛がひどくなるということです。眼圧が高いとのことですので、緑内障があるかもしれません。攅竹穴からの刺絡、頸肩の治療を行うと施術後は、眼が明るくなり頭がすっきりするということでした。

以前治療した方では眼圧が24㎜Hgから18㎜Hgに下がって驚かれたこともあります。いずれにしても根気よく継続的な治療が重要です。
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://blog.bokusoudo.com/trackback/129