墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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脳卒中発作時の鍼灸治療
タイトルをみて後遺症の間違いじゃないのと思った方は、専門家の方でしょう。しかし間違いではありません。現在の鍼灸師がこのような状態を扱える臨床環境にいないのは確かなので、家族(父親)に行った症例であることをお断りしておきます。

私の父は10年前に亡くなりましたが、糖尿病で、医師でありながら専門家の診察も受けず、血糖値も360↑にもかかわらず、甘いもの大好きという人でした。

ある日朝5時頃に母親から「どうも脳梗塞の発作らしく様子が変だから来て」という電話があり、急いで行ってみると確かに発作を起こしていて意識が無い状態でした。

私の師匠の工藤先生はこのような治療の専門家でしたので、発作時に刺絡をすると後の状態がいいと何度も聞かされていました。そこで母親に救急車を呼んでもらう間に、治療をする事にしました。

発作時の刺絡はこのような場合でもほとんど体を動かさずにする事が出来、時間も5分程度で終ります。

まず両手の全井穴から刺絡をして、次に鼻の下の部分に細絡が多数あったので、そこからとりました。この時も鍼を刺した瞬間に出血し始め、自然に止まるまで取血しました。おそらくガーゼ2〜3枚は出たと思います。

師匠の言った通り、救急車が到着する頃には意識が戻り、本人は母親と会話していました。一緒に救急車に乗りましたが、救急隊の人たちもバイタルチェックをするくらいで、手持ち無沙汰そうだったのを憶えているくらいの余裕がありました。

その後入院しましたが一週間で退院し、後遺症も全く残りませんでした。

鍼灸でも救急治療を行えるテクニックはたくさんあるのですが、今の医療体制の中ではそれを生かす場所は全くなく、とても残念な事です。
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