墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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幼少時から続いた不定愁訴の鍼灸治療その1
いままでは割に早く良くなった症例でしたが、今回は時間のかかった症例をご紹介します。

この患者さんは、物心ついた時から、だるくて疲れやすく、朝起きられず夜眠れず、10歳頃から、胃痛がし、風邪をひきやすい体質だったそうです。

中学生の頃には、だるさ・立ちくらみ・頭痛・胃痛・食欲不振などで検査を受けるが、異常ナシ。以降、本人曰く程度の差はあれ、養命酒のCMみたいな状態だったそうです。

28歳頃。勤めていた時は仕事が忙しすぎて、休みが月に2日ぐらいだったり、朝起きてから夜明けまで働きづめだったりで身体を壊し、再就職で就職先まで決まっていたそうですが、毎日通勤出来る身体ではなく、諦めて無職状態だったそうです。

来院の一月前位からひどい体調不良があり、2004年3月 知人の紹介で来院されました。この時の体重は52.0kg。

症状は、だるい・疲れやすい・立ちくらみ・手足のむくみ・冷え・食欲不振・胃痛・低血圧・便秘気味・頭痛・肩こり・起きていられないため仕事に行けない。睡眠が日に12〜18時間のため、頭がボーっとして、思考力がない

生理痛・生理不順のため低用量ピルを服用していたので、生理は月に1回あり、(中用量ピル服用時から合わせて4年半服用中)婦人科では、「卵胞ホルモンが不足しているが、排卵は行われている」と言われたそうです。

この婦人科の先生の説明は興味深いです。比較的体力があり、卵胞ホルモンを補充していれば生理も順調に来て生理痛も無くなる。これでつじつまが合っているので、なぜ卵胞ホルモンが不足しているかという根本的な原因は追求されていないのです。

これで体力が減り、ピルを止めると生理が来にくくなるのですが、事実そうなります。つまり体力があり、ホルモンを足せば生理は来てしまうため、どんどんエネルギーは使われて行くことになります。まあ見えないところでダムに穴があいているような物です。

そこで鍼灸治療としては、生まれたときから持っているエネルギーが不足しているようだったので、まずそちらを立て直すことにしました。

照海・三陰交・足三里・志室の鍼をし、中極・腎兪・命門・太白に灸をしました。初来院以降、2週間に一度の間隔で治療し、出来る限り毎日自分で、三陰交にお灸をしてもらいました。

4ヶ月後には週に2〜3日のバイトを始められるようになりましたが、体重は47.0kgに減っていました。これが問題になるのですが、以後の展開は次回に。

この項続く
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