墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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ザ・グレンリベット12年 赤玉ラベルの味
先日、多摩川酩酊倶楽部となった、旧横浜酩酊倶楽部のメンバーと横浜のバー「P」を再び訪れました。

今回の目的は店を貸し切って、あのグレンリベットの赤玉ラベルを抜栓しようという企画です。

マスターにボトルの状態を見て頂くと、「これは状態が良いですね、60年後半から70年後半のものです」というお言葉。案の定コルクはダメになっていましたが、マスターの超絶テクニックで抜栓してもらうと、部屋中にシェリーの濃厚な香りが…

味はいわゆるウイスキーのエステル系の味がほとんど無く、かすかなピートと濃厚なシェリーの風味が素晴らしいです。名前は同じでも現行品とは別次元というコメントが多いですが、まさしくそのとおりでした。



マスターのお話では、「やはり50〜60年代の蒸溜のボディの厚さと質の良いシェリー樽がふんだんに使えた時代だからです。」というお話でしたが、納得できる味でした。写真の真ん中はマスターに出して頂いた、ひと世代後のアザミラベルですが、方向性は一緒だけど、シェリーの濃度が違う感じでした。

この年代のボトルは他にも20年ものもあって、時折見かけると10万円オーバーの価格がついています。12年は半額+α位ですので、状態の良いボトルなら対価に見合う極楽浄土を体験できます。

右端のキングジョージ鶤も抜栓してみたのですが、こちらはまだ開くのに時間がかかるという事で、6ヶ月ほど休眠させます。最初は干し椎茸のような香り(マスター曰くオールドボトルにはよくあるそうで、シェリーが籠ってしまった状態とのことです)がしていましたが、1時間くらいでだんだん開いてきていました。DCLのブレンドについては、後日また記事を書きますね。
鍼灸祭懇親会のモルト
明日の鍼灸祭にモルト同好会(非公認)が持ち込む予定のボトルの予習です。

同じ説明を繰り返すのが面倒なので、ぜひ予習してから味わってみて下さい。マイグラス持参も歓迎します(笑)
アイラ島のモルトやオールドボトルについて語りたい方も歓迎します!

「ボウモア ブラックロック」



免税店向けに1stフィルのスパニッシュオークシェリー樽で熟成させたボトル。
1stフィルとは、シェリーを取り出してすぐの樽(バットと呼ばれる)を用いて熟成されたモルトウイスキー、つまりファーストフィルバットものは、当然のことながらシェリーの影響を多く受けている。シェリーに使われた樽で熟成した場合は、濃い赤みがかった琥珀色や場合によっては黒といっていいような色がつく場合もあり、香りや味にも強い甘みが乗ることがある。
「ダーケスト」、限定生産で高騰している「デビルズカスク」もシェリー樽熟成ですが、それとも劣らない位のシェリー感です。ただノンエイジなので、ガツンとしたボウモア特有のピーティーな香りが奥にある濃厚なシェリーより先にきます。
これを長期保存したら、伝説のボトルになるような予感が・・・。

また、イギリスで行われた世界的な酒類コンペティション「第19回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC:International Spirits Challenge)2014」において、ビーム サントリー社のウイスキーの18品の一つとして、金賞を受賞してます。



「シーグラムVO750ml」
カナディアンウイスキーは、大麦だけでなく、ライ麦やトウモロコシ、など数種類の穀物から作られたウイスキーをブレンドして作られ、軽い口当たりで飲みやすい。
カナダは、イギリス同様競馬がとても盛んで、シーグラム社もたくさんのサラブレットを保有し、カナダのクラシックレースを、20回制覇した偉業を称え、勝負服の色(その時の勝負服の色が黒と黄色)をデザインして、ボトルネックのリボンにした。
現在販売しているものにはリボンはないが、従価時代のシーグラムVOのボトルにはリボンがついている。また1983年の封印帯が付いていることから30年以上前のボトルである事が判る。
横浜酩酊倶楽部ウイスキー班 始動篇
かねてから横浜界隈の立ち飲み屋や中華街に出没していたらしい、横浜酩酊倶楽部の主催者から「オールドボトルのすごい店があるので行きませんか?」とお誘いを受けたので、横浜のバー「P」に行って来ました。

って、ここ、凄すぎるでしょう。

最初は60〜70年頃のシーバスリーガル(しかも特大サイズの瓶)を頂きましたが、香りといい、コクといいすばらしい!マスターも「昔のブレンデットウイスキーは侮れません」とおっしゃっていましたが、まさに見本のようなボトルでした。

次に飲んだのは、念願のブローラ。元々はクライヌリッシュという名前でしたが、1967年に新しい蒸溜所が出来てから、古い方はブローラという名前に変わりました。そして14年操業して1983年には閉鎖されてしまいました。ウイスキー関係のブログでは何処のブログを読んでも絶賛している、マニアは絶対飲んでみたい蒸溜所なのです。



現在あるクライヌリッシュは麦芽にピートを炊き込まないタイプなのですが、ブローラは30〜35ppmのピートを炊き込んでいるため、マニア垂涎なのもうなずけます。ちなみにこのボトルはオフィシャルではなく、おそらくダン・ビーガンのブローラ 1980/2003 23年 50%(ホグスヘッド熟成のブローラで、CaskNo.821,ボトル総数324本)だと思われます。

評価が?のコメントも見かけますが、このボトルは残り2〜3cmで、スモーキーさとフルーツの混在がすばらしかったです。

最後は店に入った時、隣の方が飲んでいたのを見逃さなかった、タリスカーのオールドボトルをいただきました。



旧ラベルでも感激だったのですが、なんと旧旧ラベルのいわゆる半地図ラベルのタリスカーでした。
ブローラも超絶でしたが、このタリスカーはスモーキーさとフルーツの混在が素晴らしいだけでなく、コクというか酒自体のポテンシャルが高く、自分で所有していたら1本空けるのも何でもないなと思いました。

ブローラとタリスカーはお店の十※周年記念に抜栓したと、マスターがおっしゃっていましたが、納得するボトルでした。

何と言ってもマスターが良い人で、持ち込みも大丈夫との感触を得ましたので、次は何かの記念日に墨荘堂のコレクションを抜栓していただこうかなと画策中です。店も9人で貸し切り状態なので、参加したい方はお早めに横浜酩酊倶楽部ウイスキー班主催者のM大先生と小先生(笑)に問い合わせてください。

 
スコッツグレイ 竜騎兵連隊は洗練された味
 ワーテルローの戦いで”Scotland Forever!”と叫びながら突撃し、フランス第45連隊の連隊旗を奪取したスコットランドの竜騎兵グレイ連隊(正式名称は第2竜騎兵連隊で、後にロイヤル・スコッツ・グレイズが正式名称となる)は、イギリス重騎兵が大きな戦果を挙げた戦いの殆どに参加している精強部隊でした。また、この騎兵部隊は連隊全員が葦毛の馬に乗っていたそうです。

今回は、現在ロイヤル・スコッツ近衛竜騎兵に統合されている、スコッツグレイを冠したブレンデッドウイスキーのお話です。

スコッツグレイの製造元のグレイ・ロジャース社は1979年より、インヴァーゴードン・グループの傘下となり、日本の輸入元は日商岩井でした。



 輸入当初のパンフを見ると、スコットグレイとなっていて、スコットランド文化に詳しい評論家か誰かに突っ込まれたのか、すぐにスコッツグレイに訂正されていました。scotsという表記は、スコットランド人、ケルト系の人たちのゲール語の発音を忠実に文字にした場合で、彼らがScotch(スコッチ)と呼ばれることを好まず、Scots(スコッツ)を好んでいることはよく知られいていますよね。ということなんで、スコットという表記は確かにいけてませんね。

 
 スコッツグレイは、当然インヴァーゴードン・グループ傘下のタリバーディン、タムナヴーリン、ブルイックラディ、アイル・オブ・ジュラ、を中核に30数種類の原酒でブレンドされているようです。
 ラベルは周囲の円と騎馬の図柄が共に黒色のものが5年、赤と黒のものが12年、両方とも赤が15年の最上グレードで、15年は1985年ごろでは15,000円程していました。

 2003年にはタリバーディンがホワイトマッカイ社から買収され、独立系の蒸溜所となりましたし、2007年にはタムナヴーリンもインドのUBグループに買収されたので、今後はどうなることやら…。

 以下に簡単なテイスティングを

香り…フローラル、バニラ、少しの麦、少しのフェノール。加水するとフェノールはなくなり、フローラルやバニラが増す。

味…ドライ、スパイシー、スイート。加水するとマイルドになる。モルトのコクがいい感じ

総合…酸味やピーティーさはほとんどなく、麦のアロマもある。加水すると飲みやすくなるのはタムナヴーリンの性格が出ているからか。

精強な騎兵部隊からはスモーキーでドライな味を想像されるかもしれませんが、それとは全く違う洗練されたモルティなブレンドです。飲み飽きないタイプで良いですね!
70〜80年代のブレンドは本当に侮れないです。
ジェームズ・ブキャナン社とブラック&ホワイト12年
 前回書きましたロングジョンですが、さすがに長期保存の影響かパンチ力が無くなってきているようだったので、バランタインリミッテッドの紹介のサイトで読んだ「長熟のモルトに若いグレーンを合わせることに妙味がある」というのを思い出し、ロングジョン150mlに50mlほどタリスカーを足してみたところ、スパイシーでアルコールも乗ってきて、いい感じにおいしくなりました。古いブレンドでアルコールが飛んでいる感じがするものは、試す価値がある方法だと思います。

 さて、今回はBlack&Whiteのデラックス版であるBlack&White12年です。Black&Whiteの製造元であるジェームズ・ブキャナン社の創立は1884年で、明治時代からすでに日本に輸入されていたようです。

 デラックス版は1970年代は日本ヒューブラインという会社が輸入していて、その時はブキャナンズ・リザーブと呼ばれていました。写真は1980年代になって代理店が兼松江商に変わってからのもので、当時の価格は10,000円ほどしていました。

 
 ジェームズ・ブキャナン社はダルウィニー・グレントファーズ・コンバルモア(1985年閉鎖)といった蒸溜所を所有していて、他にもクライヌリッシュ、アバフェルディなどがブレンドされているようです。
 
 デラックス版の位置づけは、通常版よりモルトの配合割合が多いという図式ですので、閉鎖蒸溜所の味というのはオールドボトルのブレンデッドウイスキーで味わうしかないのではないでしょうか。

 尤もコンバルモアに関しては2005年に、すでに閉鎖されてしまった蒸留所から初めて28年のボトルがオフィシャルリリース?されるという不思議な事も起こったので、探せばまだ入手出来るかもしれません。

 余談ですが、ジェームズ・ブキャナン社はこの他にもストラスコノンやロイヤルハウスホールドという銘柄をリリースしていて、ロイヤルハウスホールドは英国王室御用達であり、ブキャナン社のブレンド技術の粋を集めたブレンドで、1970年代でも15,000円もする超高級品でした。
ロング・ジョン特大ボトルの話
父親のコレクションの中に、ロング・ジョンというブレンドがあったのですが、この瓶がまさにロング・ジョンといった特大サイズで、高さ60cmぐらい、容量も2lぐらいの瓶だったように記憶しています。というのも保存に問題が出てきそうな状態だったので、他の瓶に移し替えた時に写真を撮るのを忘れてしまったからなのです。残念。

その後色々調べてみたのですが、この特大サイズのことは見つからず今に至ります。どなたかご存知の方がおられましたらご教授ください。

ロング・ジョンは今でもオフィシャルで購入出来ますが、処分した瓶は写真のような70年代のロゴのボトルでした。


 1975年にかの悪名高いウィットブレッド社により買収される以前のボトルだと思うのですが、じつは父が僕が生まれた時に20才になったら飲もうと思って購入したらしいので、1960年以前であることは間違いありません。そして当時傘下の蒸留所が、ラフロイグ!、グレンアギー、トーモア、キンクレイス!、そしてベン・ネヴィスです。
 現在のオフィシャルサイトでは、蒸溜所はトーモアとなっているので、その後の変遷によってライフロイグとの関係もなくなってしまったようです。


 まだ最後の200mlほどが残っていますが、香りは少し飛んでいるようですが、味はしっかり残っています。アルコールの揮発性の味はほとんどしませんが、ウッディでドライフルーツの香りと味、わずかにスモーキーな感じでしょうか?もちろん飲めばちゃんと酔います。

 瓶詰め後の熟成はしないと言いますが、30年もののような色をしていて、飲んだ感じもそんな感じです。60年代のラフロイグはなかなか飲む機会もないので、想像しながら飲んでます。
カトース レアオールドスコティッシュハイランドウイスキー
今回はこれです。
  
 
 カトースは1861年からスコットランド北東部にあるアバディーンで、ジェームズ·カトーにより生産されていたとされるので、結構な古さです。

 日本では代理店の関係で見かけなくなりましたが、アメリカなどでは今でも買えるようです。現在のカトーのブレンドは18種類のモルトと3種類のグレーンウィスキーで構成されているようです。1990年にインバーハウス社が会社を買収したとき、彼らは、カトー家からレシピを与えられていなかったとされています。このボトルは特級表示で1989年以前のものですから、インバーハウス社の影響をうけていないオリジナルのカトーということになるかもしれません。

 ということでねばった割にはオリジナルのキーモルトはよくわかりませんでした。飲んでみれば良いのですけどね。
インバーハウスは1856年、ハイランド地方インヴァネスがその始まりで、現在はローランド地方のエアドリー村で、インバーハウス・ディスティラーズ社となっています。
 
 インバーハウス社はハイランド・モルトのノックデュー、スペインバーンなど4つの蒸溜所を所有しているため、現在も売られている製品はそのあたりから想像すればよいのではないでしょうか。

現在買える製品
ザ・グレンリベット12年 43% 760ml 赤玉ラベル
タイトルを読んだだけで通の人には判ると思いますが、おそらく70年代前半に流通していたものでしょう。

この頃のもののテイスティングノートを読ませて頂くと、誰もが絶賛しています。シェリー風味のグレンリベットというのは一部のボトラーズものを除き、この時代のものを入手するしかないのかも知れません。

 
43% 760mlという内容も判別する一つのポイントですが、グレンリベットは1974年前後からラベルの紋章も、赤玉(EST.1824)からスコットランドの国花であるあざみに変化しました。まあ赤玉ではjapanって感じですよね。


ラベルに表記されている「アンブレンデット」は要するにピュアモルト、とかシングルモルトという意味ですが、「アンブレンデット」表記の流通時期は1970年後半から80年前半位でその間に味にも変化があり、70年後半位まではややシェリー感が強い味でしたが、後期の80年代になるとリンゴのようなフルーティな感じになったようです。

これは熟成する樽をシェリー樽からバーボン樽に変えたからだと思いますが、公式のHPでもピュアでクリーンな味わいと風味を損なわないように、風味や色のつきやすいシェリー樽の使用量を抑えてオークのバーボン樽の使用比率が高いと説明されています。

ウイスキーの来歴を調べるのも、古書の版本系統を調べる事と同じような作業ですが、判ってしまうとまた開けにくくなってしまいそうです(笑)
サンディ・マクドナルド・ストーンジャグ
マクドナルド・グリンリース社は1920年にアレクサンダーマクドナルドとグリンリースブラザース社が合併したものですが、合併する以前からグリンリースブラザース社が製造していたのがオールドバーであり、マクドナル社が以前に出していたものがサンディ・マクドナルド(サンディ・マック)といえば関係が分かりやすいでしょうか。

原酒も似た様なものが使われている様なので、味も想像しやすいかと思います。

ウイスキーは1989年まで、税制の関係で等級表示がされていて、もちろんこれには特級と表記されています。まずはこの表記の有無で年代判別の第一歩ということになるようです。


これはおそらくは1970年代のものと思われますが、陶器製のジャグボトルに入った商品は希少品らしいです。当時は回転式の凝った造りの赤い箱に入っていたはずですが、箱はありません。
ミッシェル・クーブレー オールドメルドラム12年?
好評なため洋酒第2弾です。

今回はさらにマニアックなMichel Couvreur(ミッシェル・クーブレイ)です。
マニアックすぎて良く解りません(笑)

 webによると「味わいを決定づける要因は蒸留所ではなく、樽そのものが決める」という信念から、熟成に使用するファースト・フィルのシェリー樽は自らが吟味し、蒸留所とは異なる個性の商品に、ベルギー人のおたく親父によって仕上げられているというもの。
 クーブレイ氏は、ワイン商からワイン生産者に転じ、ブルゴーニュ地方ボーヌで、昔ながらの製法にこだわりながら造られたスコッチウイスキーを熟成させ、独自にボトリングしている。
 それ故商品ラベルには、樽を全面に出す商品名が書かれ(ベリー・シェリードやシェリード・シングルなど)一切「蒸留所名」は刻まれていない。

 などの概略はでてきますが、家の奴はおそらく60年〜80年位に買ったと思われるので、探しても画像がありません。
 

 ラベルからはメルドラムハウスとかオールドメルドラムとか12年とかは判るのですが…。まあ12年物とかモルト・ウイスキーぐらいは解るのですが…。詳しい方がおられましたらご教示下さい。

ちなみに最近の商品にはこんな値段がついてます。
Special Vatting 45% 700ml
(スペシャル・バッティング 45%)¥10,700(¥11,235/税込)
Blossoming Auld Sherried 45% 700ml
(ブロッサミング・オールド・シェリード 45%)¥14,200(¥14,910/税込)
Transition 45% 700ml
(トランジション 45%)¥30,700(¥32,235/税込)
Very Sherried 45% 700ml
(ベリー・シェリード 45%)¥30,900(¥32,445/税込)
Ever Young Pristine 47% 500ml¥44,200