墨荘堂ブログ

西洋医学全般のセカンドオピニオンとして立脚する「和方鍼灸」を追求する関墨荘堂鍼灸治療院のブログです。
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和法鍼灸 関 墨荘堂
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開店!
3年以上空き家になっていた一階にようやくテナントが入りました。

大手のパン屋さん(ポンパドール)です。
中にはカフェ(イートインでしょうか?)もあります。

これからは目標の説明が楽になりました。
どうぞごひいきに(笑)
一鍼療法体験記
研究会でご一緒している石井先生が韓国に行って一鍼療法を体験してきたそうです。

一鍼療法をおこなっている好一鍼(ホイルチム)韓医院は、釜山が本院と聞いたのですがソウルにもあったようです。さらに院長の金廣浩先生にもお会い出来たようです。写真も満載です。

一鍼療法と言えば、舎岩鍼法を基にした経絡治療によく似た五行配穴で治療をしており、松田先生が『日本鍼灸へのまなざし』のなかでくわしく紹介されています。合わせて読んで頂くと理解も深まると思います。私も興味があるので、ご紹介する次第です。

大震災
震災の後各方面からメールを頂き、ありがとうございます。皆さんそれなりにご無事のようで何よりです。

このブログも仙台・東北方面からアクセスして頂いており、一人一人の方はわかりませんが、皆さんのご無事を祈っております。

ウチは積んであった本の山が崩壊したぐらいで済みましたが、かみさんにたっぷり嫌みを言われました。

実は九鍼の方で、水滸伝繋がりで縁のあるS先生が、帰省中に福島で地震に遭遇したようです。

「今、福島県の南相馬市に居ります。実家は無事なのですが、海沿いは壊滅、今現在は原発状態を固唾を飲んでみまもってます。兵糧も大分あり水も出て、幸いライフラインも整っているので、燃料の節約と夜に降ると思われる雨に注意したいと思います。二竜山籠城の朱仝、秦明のごとく、辛抱強く頑張ります。」

と本人は至って冷静ですが、ネットもつながりづらい状況の様なので、とりあえず情報でサポートしてあげようと思っております。
今日が変わり目
後鼻漏のコンテンツにも書きましたが、私はアレルギー性鼻炎持ちです。

でも花粉でもなく、動物でもなく、ハウスダストは少しありますが、一番ひどいのは季節です。

つまり季節の変わり目に出るのですが、以前は一週間位グズグズしていたのが、今は漢方・鍼灸のおかげで、ほぼ一日で回復するようになりました。

それで昨晩あたりから鼻炎が始まったので、おそらく今日が季節の変わり目のようです。科学的根拠は何も無いのですが。

日本人は夏仕様の体と冬仕様の体を作り変えているようで、季節の変わり目あたりでこの作業をしているようです。

この作業には結構体力を使っているらしく、体力のある人はなんでもありませんが、体力の無い人はこの時期に睡眠不足や過労が重なると、その人の弱点に合わせた様々な症状が出てくるようです。

西洋医学にはこのような場合の解決方法はほとんどありませんので、体力の無い人は鍼灸・漢方で調整しておくと冬がぐっと楽に過ごせます。

今年は猛暑のおかげで季節感も狂っているようですが、やはり季節が進行しているのを実感した次第です。
診療室の音楽
以前研究会の仲間のブログで盛り上がっていたネタで、診療中に何をかけるかという事なんですが、熟睡させず、話の邪魔にならないなど意外に難しいです。ヒーリング系はだめですね。(術者も寝てしまうため?)

有線を導入されている方もいますが、お金かかるし、かといって自分で編集するのはめんどくさい。そこでインターネットラジオです。

iTunesさえあればすぐに導入出来るし、しかもタダ。ジャンルも日本人の曲以外はいろいろあります。

先日趣味でバイオリンをやっている患者さんが「これはジャズですか?普段はあまり聴かないのですが、意外と良いですね。」とおっしゃっていました。(ちなみに墨荘堂ではスムースジャズを流しています。)

確かにジャズと鍼灸は相性が良いように思います。PCからアンプに出力すればスピーカーにも繋げますし、おすすめです。
間中賞が無くなってお嘆きの貴方に
鍼灸の研究業績を評価する賞は現在、高木賞・代田賞がありますが、これらは科学的な研究の文献が対象となっています。

かつては医道の日本社が主催する間中賞という賞があり、古典の研究だけでなく出版なども古典的なものは広く対象にしていました。

間中先生はトポロジ−医学,人体X信号系.易経と DNA 構造の相似性といった独自の研究で知られていますから、賞の対象も幅広く設定されていたのでしょう。ただ残念なことに間中賞は2008年に23回の授賞を最後に終了してしまいました。

間中賞が無くなると古典鍼灸の研究は評価される場所が無くなってしまう訳で、気をもんでいた方もあると思いますが、日本伝統鍼灸学会で間中賞に変わる賞を授与することになりそうです。

賞の名前、賞金がでるのか、選考方法などまだ決定していないことも多いですし、総会の承認が通らないと実現しませんが、まあこの手のものは承認されると思います。スケジュール的には再来年の40周年に第一号が誕生するということになりそうです。

間中先生といえば北里にいたころ、ふらっと研究室に現れて「今右巻きと左巻きの研究をしているんだ」と右巻きと左巻きの違いを力説していた姿や師匠のところにとっても解説できない絵を書いた年賀状を送ってきた話などを思い出します。

こういう型破りで才能あふれる先生がいなくなってしまうのは寂しいことです。
7月の墨荘堂ブログアクセスランキング
残暑本当に厳しいですが、皆様お元気でしょうか?
恒例になりましたブログ内アクセスランキング7月分です。


1位は皆様の盛り上げのおかげで、神経性の下痢のお話でした。今までで一番のコメント数だったかも。

2位の伝説の神戸源蔵師の鍼ですが、やはりもう伝説なんでしょうか。少し寂しい気もします。神戸さんの作ったスプリング式三稜鍼は管の先端の方に出っぱりがあり、井穴刺絡がやりやすい構造になっていました。

3位の「龍双」ですが、九鍼関係の各ブログ等で取り上げているために注文殺到で、制作者のM氏は四十肩になってしまったそうです。
最近は小型バージョンの「治さ」(さの字を忘れてしまった!)もロールアウトしているようです。決して「小っさー」ではないので間違えないように。
6月の墨荘堂ブログアクセスランキング
統計的な意味は全くないとは思いますが(笑)、恒例になりましたブログ内アクセスランキング6月分です。

2.『JIN-仁-』に見る統合医療の形
3.後鼻漏と蓄膿の鍼灸治療

なんと1位は珈琲ネタでした。さすがに最も高価なだけはあります。

2位は『JIN-仁-』でした。最近18巻読みました。どうも当初期待していたほど、統合医療の方に話は向いていないようです。現在の医療制度では混合診療(保健医療機関で自費診療をする事)の壁があるので、『JIN-仁-』のような漫画から世論が変わっていくとおもしろいと思ったのですが、ちと残念です。

3位の後鼻漏の話は先月に引き続いてランクインしていました。迷っている方には鼻だけでなく、自分の体の弱い部分を立て直す治療の方が早いと重ねてお知らせしておきます。
5月の墨荘堂ブログアクセスランキング
すっかり忘れていましたので、更新いたします。とりあえず5月分です。

1.31回鍼灸祭 後記
2.第31回鍼灸祭 
3.後鼻漏と蓄膿の鍼灸治療

1位と2位が鍼灸祭でしたので、それにまつわる話をすこしさせて頂きます。

神農廟の拝観には120名くらいの方が来て頂いたそうです。なかなか雰囲気のある像でしたでしょ。
調査が行われる前までは、中国伝来の像などと言われていたのも納得できると思います。ただ維持管理には並々ならぬ努力や手間が必要なので、次の改修などの際にはぜひ皆さんのご協力をお願い致します。

斯文会としても認知が高まる事はよいことのようでした。

拝観して頂いた方々、きっとご利益ありますよ。
斯文会では神農の絵馬も売っています。これもなかなかおすすめです。

4月の墨荘堂ブログアクセスランキングと最近の話題
 4月のアクセスベスト3は

1位.後鼻漏と蓄膿の鍼灸治療
2位.31回鍼灸祭
3位.国際東洋医学会 韓国・台湾の鍼灸

と言う結果でした。後鼻漏という言葉自体は癌などに比べて検索回数も多い訳ではないのですが、治療法を探している人は多いようで、そのためにこのような結果となったようです。

鍼灸祭もイベントとして定着してきたようで、「善きかな」と思いますが、もう少し鍼と艾に感謝しようと言う協賛団体が増えても良いと思います。やはりディスポで使い捨て感覚だと、感謝しようと言う気が起こらないんでしょうか?

協賛団体は当日配られた名刺帳で確認出来ます。あなたの最寄りの団体は協賛してますか?

あいかわらず検索用語の上位にある『刺絡鍼法マニュアル』の近況です。6月の講習会では従来どおりテキストを発行する事になりましたので、早くても大阪の学会で間に合うかどうかといった感じでしょうか。社長が超人的に仕事をしても校正がまだですからね。

ヤフオクでない別のオークションでも何十万という値段がついていたらしいです。(この情報は伝聞です)